私と彼、彼の友人とその彼女の4人で、2018年11月の3連休に車で栃木へ1泊2日で行きました。彼と彼の友人が、口コミ1位の旅館に泊まってみたいと話が盛り上がって計画された旅行で、主な目的はのんびりと旅館堪能です。高評価のポイントが夕食の豪華バイキングだったので食事も楽しみにして行きました。紅葉はほぼ終わっており、ダウンジャケットを着ても寒く、旅館の露天風呂へ出る時は全身鳥肌で震えるくらいでしたが、空気が澄んで空が綺麗な時期でした。

「あさやホテル」の夕食バイキングは口コミ1位も納得のクオリティで、和洋中種類が豊富で、どの料理も本格的でした。肉は柔らかく海鮮は新鮮で素材は言うことがなく、揚げたての天ぷらや一人用のしゃぶしゃぶやステーキ、握りたての寿司や焼きたてのピザなど、食べ方も色々選べて、楽しい食事となりました。バイキングなのに料理長が各テーブルを回って挨拶をしていて驚きました。お部屋と温泉もきれいで良かったです。

別料金で卓球と岩盤浴も楽しむことができ、旅館に滞在する時間を長めにとって正解でした。翌日は午前中に日光東照宮へ行き、帰りに佐野ラーメンを食べるコースでした。日光東照宮は一部工事中で残念でしたが、少し紅葉が残っておりきれいでたくさん写真を撮りました。

旅館で過ごす時間が長かったのですが、みんなで楽しく過ごすことができました。まず、カップルがチームになって卓球ダブルス戦をしたのですが、思っていたよりも白熱しました。元々予約していた30分借りでは足りず、幸い後に予約が入っていなかったため延長して試合を1時間しました。温泉卓球が何故あんなに楽しいのか謎ですが、浴衣でする卓球はすごく面白かったです。

汗をかいた後は、男女分かれて大浴場へ行き、女子チームは岩盤浴へ、男子チームはお酒を飲み始めることに。せっかくだから男子チームも岩盤浴へ行ったら?と誘ったのですが、昼間からの飲酒の誘惑に勝てなかったようです。しかし一杯飲んで落ち着いたら男二人で暇してしまい、やはり岩盤浴に行きたいと予約の電話をするも、人気のため予約が取れず…。他に遊べるめぼしい施設もなく、旅館探検を一通り済ませた後は、2人で約1時間半、暇をしていたとのことで、岩盤浴を済ませて部屋に戻った時の「待ってました」感が面白かったです。

日光東照宮へ本来は到着日の午後に行く予定でしたが、日光東照宮付近に13時過ぎに着いたところ、激混みで駐車場はどこも満車な上、付近の道が狭く1車線なのでほとんど車が進まず、行くのを諦めてからも渋滞にハマったままになってしまい、抜け出すのに2時間ほどかかりました。3連休とはいえ、紅葉のピークが過ぎていたため油断しており、失敗でした。

車待機だったのでお昼ご飯も食べられず、途中で買うこともできず辛かったです。車内待機中にtwitterをチェックしたところ、12時すぎくらいから「混んでいる」という内容のコメントが増えだしていたので、チェックして予定を変えておけば…と悔やまれました。せめて、待ち時間が長くなることを予想して、飲み物や食べ物を用意できていればマシだったと思いますが、寒いため暖房もガンガンに入れており乾燥した車内で、無言になる時間が続いてしまいました。結局次の日の午前中にリベンジし、参拝することはできましたが、時間を有効に使うためにきちんと調べておくべきでした。

しかしこれが二人きりだと辛いのですが、ダブルデートとなるとお互い少し気を遣い合うので揉めることはなく、渋滞が終わる頃には「まずは何か食べようか」と気持ちを切り替えて楽しむことができました。温泉に入る時やトイレに行く時などひとりだと少し不安な時も助かりました。

高校の卒業旅行として国内で比較的近場で行きやすかった和歌山県を選んで、仲良しグループ5人と行きました。季節は春の高校卒業後、大学などに入学する前の3月で、全員が違う進路へ進み、これからはそれほど頻繁には会えなくなってしまいます。その記念に和歌山県への卒業旅行を計画、実行することにしたのです。

仲良し5人と高校時代の最後の思い出を作るため、好きなだけおしゃべりし倒すことがその旅行でのみんなの目的であり、また、観光したい場所が和歌山県にあったことも、和歌山県を卒業旅行の場所として選んだ理由の一つでした。

和歌山県では色々な所を見て回りましたが、行けた場所と行けなかった場所がありました。和歌山アドベンチャーワールドにも行きたかったのですが、もう一つの観光場所であり、元々の目的地の一つであった那智大社と熊野古道を優先させたので、結局行けなかったのが心残りです。

那智大社は建物の色が華やかで、歴史好きの友達がとても喜んでいました。熊野古道は一部を歩いただけでしたが、思っていたよりも雰囲気があり、楽しむことができた場所でした。ホテルに宿泊して食事は朝と夜ともにバイキングだったので、その土地のものだけではなく、様々なものが好きなように楽しめたこともよかったです。昼ご飯は観光中に見つけたところで取ったのですが、その前後の商店街などで買い食いをしていたので、あまりしっかりとは食べられませんでした。友達と少しづつ分けて食べたり批評をしたりそういったことも想い出です。

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観光中の熊野古道でもそうでしたが、友達とのおしゃべりが何よりの想い出です。旅行中は場所の雰囲気が変わるので、ホテル、観光中、更には行き帰りの新幹線内でのおしゃべりが楽しかったことが印象に残っています。

宿泊先の温泉でわいわいしながらみんなでお湯につかったこと、その後の寝る前になっても夜景を眺めながらみんなで明日はどうしたい、どこに行って何を食べたい、など色々話す事も楽しかったです。

初めての土地だったので、みんなでどこに行くには電車なのか、バスなのか、と当日、その場所ごとに話し合って決めていくのも旅行っぽくて楽しめた上、うまく目的地に着けるたびにテンションが上がって、みんなで初めての旅行に来た、という気分も十分に楽しめました。

あまり運動は得意ではないし、体力もそんなになかったので、一部だけとはいえ、あの有名な熊野古道をみんなで歩いたことは旅行の中でも記念になった思い出の一つになっています。年月を重ねてもきっと忘れられないと思います。

旅行の最中に、友達の一人が体調を崩して起き上がれない朝がありました。原因はわからなかったのですが、とりあえずその日の観光は取りやめて、しばらく布団で休んでもらって様子を見ていました。しかし旅先だったこともあり、全員が不安で心配し、落ち着かない状態でした。みんなが不安だったそんな時に、チェックアウトの時間を快く伸ばしてくれただけではなく、心配して様子を度々見に来て下さった旅館の人の心遣いはとてもうれしかったです。

その時にあまり感謝できなかったのがその旅行での心残りになっています。体調を崩した友達はしばらく休ませていただけたおかげで元気になり、病院にもいかなくてすみました。旅行先での人のやさしさに改めて触れて、感動しました。知らない土地だったのでどうすればいいか、病院に行くとしても病院の場所や名前すら知らず不安で怖かったのですが、そんなときに快く手を差し伸べてくださった人に巡り合えたのはとてもうれしいし、幸運なことでした。高校の友達は一生の友達、と母にいつも言われているので、これからも大切にしていきたいと思います。

冬に私の家族(夫、男児2人、私の計4名)と私の両親で伊豆高原に1泊しました。目的としては私の母が還暦を迎えたので、そのお祝いに孫を交えて美味しいものでも食べつつ、少し良いホテルに泊まろうということで旅行をプレゼントしました。具体的な行先としては伊豆シャボテン公園、伊豆ぐらんぱる公園、伊豆高原ビールレストラン、ホテルアンビエント伊豆高原などです。中でも、SNSなどでも海鮮丼が有名で刺身や煮魚などの魚が美味しいと話題になっていた伊豆高原ビールレストランには前から行きたいと思っていました。

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行きたいと思っていた伊豆高原ビールレストランでは、SNSで話題の海鮮丼を始め、カキフライ定食や、刺身定食、あら汁、金目煮つけなどみんな思い思いの物を頼みましたが、どれもとても美味しかったです。また、こちらで飲める伊豆高原ビールは種類が6種類ほどありいわゆるクラフトビールですが、これも香りも味もしっかりとしていて、とてもおいしいです。お土産にも買いました。伊豆高原へ来たら一度は来た方がいいとオススメしたいです。

ぐらんぱる公園、シャボテン公園はどちらもとても広く、ぐらんぱる公園にはアスレチックやアトラクションの他、無料でできる長いローラー滑り台もあり子供は大興奮でした。シャボテン公園は放し飼いに近いくらい間近で見られる動物やたくさんのサボテン、また冬のカピパラの入浴など、こちらも子供は大喜びでした。どちらもファミリー向けの観光スポットだと思います。子供たちは走りまわって遊び、両親はにこにこしながらそれを見守り、ソフトクリームを一緒に食べるなど楽しそうでした。

ホテルの夕飯は硬すぎないフレンチスタイルだったのですが、綺麗に少しづつ盛り付けられた料理は見た目だけでなく味も美味しく、かわいいデザートもついてきて子供は物珍しさと、その雰囲気にとてもうれしそうでした。そんな子供たちを見て、今回の主役の母も楽しそうに笑っており、また還暦祝いのプレゼントなども渡すことができて和気あいあいとした時間を過ごすことができました。

その後も、部屋で孫とアイスを食べたり、一緒にテレビを見たり話したりしました。中々近くに住んでいるわけではないので頻繁に会うことができないなか、1日中一緒に遊んで美味しいものを食べ、大きいお風呂に孫たちと入るなどできて貴重な時間だったと後日母もお礼を言ってくれて、旅行へ連れて行って良かったなと感じました。私自身も、食べることが大好きなので美味しい地魚に美味しいビール、普段自分では料理できないフレンチ料理などを家族みんなで食べることが出来てとても楽しかったです。

男性は内風呂がなく露天風呂のみで、女性は内風呂はありますが、露天風呂とフロアが異なるので一度出て着替えて移動せねばならず、ほとんどの人は露天風呂しか入らないと思います。露天風呂自体は広くて掃除なども行き届いており、とても素敵で、子供や母もとても喜んでいたのですが(洗い場は一応ガラス戸で仕切られた中にあります)、ホテル館内から露天風呂脱衣所までの廊下が尋常でなく長いです。私たちが、旅行した時期は1月末の真冬ですのでとにかく寒い!お風呂でせっかくポカポカに温まっても廊下を歩く間にすっかり冷えてしまいました。

そのせいかどうかは、定かではありませんが下の子は帰りにお腹を下してしまい、おむつの替えをそこまでたくさん準備してきた訳ではありませんでしたので、足りなくなるのではないかと焦りました。また自宅に帰宅してからは熱が出てしまい、せっかく連休で旅行に行ったのに、次の日からも保育園に行かれず(私は会社にも行けず)とんだお土産となりました。

子供の夏休みにヒルトン小田原リゾート&スパに宿泊しました。夫、小学生の娘、幼稚園の息子、それと私の両親の親子3代6人で行きました。「孫の夏休の思い出に、移動距離が少なく、雨でも楽しめる所を」という両親の希望をもとに宿泊先を探したところ、ヒルトン小田原の「忍者プラン」が見つかり、子ども達が喜びそうだと決めました。ホテルには室内プールもあり子供の向けですが、近くに小田原城などの観光地もあり、大人も楽しめる内容でした。

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食事は朝、夕ともにバイキングでした。特に子ども達は好きなものを好きなだけ食べられる、と喜んでいました。小田原名物のかまぼこもあり、こちらは両親が喜んでいました。デザートにはチョコファウンテンがあり、果物やマシュマロにチョコをつけて食べるのが楽しくて、皆のお気に入りでした。ついつい自分も食べ過ぎてしまいましたが、旅行の時だけ、とデザートもほぼ全種類いただきました。先日父と母がホリデー日帰り旅行に行ったそうで、その時に食べたビッフェはスイーツが大変美味しくて、甘いものが苦手な父がお代わりしていたと聞いて驚きました。年を取ると嗜好も変わるものなのですね。

昼食は、ホテル内プールサイドのレストランで食べました。水着のままプールサイドで食べられるので、特別感があってよかったです。ただ、メニューの種類があまり多くないので、連泊する方は飽きてしまうかもしれません。近くにある小田原城は、あまり広くはありませんが歴史が伺え、また景色も良かったので両親との観光に程よかったです。熱かったので、城下で食べるかき氷も美味しかったです。

子ども達が喜んだのは、なんと言っても「忍者修行」です。チェックイン後、まず部屋に手裏剣型のクッキーと金平糖が置いてあるのを見つけてとても喜んでいました。忍者の修行は夕方からです。それまでに忍者の衣装に着替えます。かっこいい黒い衣装と額あてで気分が高まります。修行の時間に待ち合わせ場所に行くと、わが家の他にもう一組兄弟がいました。夏休みなのでもう少し混んでいることを予想していたので、嬉しい驚きでした。

修行開始時刻になると先輩忍者が一人来てくれます。その先輩忍者と一緒に宝を探したり、謎を解いたりするのが任務です。程よい難易度で、小学二年生の娘も幼稚園の息子もとても楽しそうでした。任務は次の日までゆるく続くので、宿泊中ずっと楽しめます。任務が全て終わると賞状のような「ヒルトン小田原忍者認定書」をもらえます。かっこいいオリジナルTシャツももらえて、子ども達は満足そうでした。旅行後しばらく経っても「また忍者をしに行きたい」と言っています。

子ども達は室内プールがとても気にいっていました。プールの種類が豊富で、子供でも足がつくプールや小さい流れるプール、寝そべることができるプールなどありました。忍者の修行とご飯の時間以外はほとんどプールで遊んでいました。その際、母はプールに入らず、洋服のままプールサイドで孫たちの様子を見ていました。

天候に関係なく遊べる室内プールは暖かく、とても蒸します。プールに入っている人はちょうど良いのですが、ずっと待っていた母には酷な状況だったようで、熱中症のような症状(めまい等)が出てしまいました。慌ててプールサイドのレストランで休ませてもらいました。

冷たいお水をいただいたり、冷たいおしぼりを持ってきていただいたり、レストランの方がすぐに対応してくださり、母も落ち着くことができました。大変な状況にはじめは慌ててしまいましたが、迅速・適切に対応していただき感謝しております。次回からはご迷惑をおかけしないように気をつけたいと思っています。母もちゃんと水を飲んだり暑かったら外に出るなどしておけばよかったと言っていましたが、急に具合が悪くなったことには驚いていました。孫の様子を見てくれていたのだと思いますので、自分も反省しました。今後は自分も含めて気を付けたいと思いました。

10月に広島県の宮島に車で行きました。宮島には行ったことがなかったのですが、娘の夫が能楽師をしていて宮島で行われる観月能の行事に出演するというので、宮島観光も兼ねて観に行きました。ただ車で行くと思ったより時間がかかったので、宮島に着いたのは夕方遅くになりました。そのため、着いてすぐお能を観に行って帰って来てお風呂に入って、翌日はそれぞれ用事があったので朝食後すぐに出発したので、宮島観光はほとんどできませんでした。

観月能の行事は夕方から始まる予定だったので、ホテルで夕食を食べる時間がないため、宮島にわたるフェリーに乗る前に早めの夕食を食べることになりました。ところが皆初めての場所なので、どこにどんなお店があるのか分からずウロウロしました。結局スマホで全国チェーンの回転すし屋を見つけて、そこで夕食にしました。海辺なので何か特別なメニューがあるかと期待しましたが、ごく普通の品揃えでした。

宮島のホテルに着いて荷物を下ろした後、すぐに観月能の会場に向かいました。会場といっても厳島神社の一角で行われるので、参道を歩いて神社の入り口に向かいます。もう薄暗くなりかけていたので、参道の灯篭には灯りがつけられて、なんだか別世界に来たような感じです。鹿もあちらこちらで休んでいて、宮島に来たことを実感しました。

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厳島神社に入ると、寝殿造りというのでしょうか、能舞台のあるところまで長い渡り廊下が続いています。その渡り廊下には朱色の欄干がつけられて、一定の間隔でぼんぼりのような灯りがほのかに揺らめいていますが、電気の灯りは唯一トイレのところだけ。大勢観に来ている人が歩いているのですが、なぜかしんとした感じで、まるで平安時代にタイムスリップしたような不思議な気持ちになりました。席に着くとやがてお能が始まり、出演者たちが出そろいます。能舞台と私たちの座っているところとは少し離れた所にあります。

いよいよ始まると思ったころ、何やら大鳥居のある海の方からざわざわと音がします。ふと見てみると、能舞台と客席の間に潮が次々と押し寄せてくるではありませんか。しばらくすると、舞台と客席の間は海水で満たされ、まるで舞台が海に浮かんでいるようになりました。旅行に出る前、観月能と言うけれどなぜ満月の前の日にするのかと思いましたが、当日は大潮でしかも1年で一番干満の差が激しい日だったのだと納得しました。幽玄の美と自然の不思議を目の当たりにして、とても感動した夜でした。

主人の運転する車で宮島に行きました。宮島は基本的に車での観光を禁止していますが、ホテルはフェリー発着所に近く、また駐車場もあるということなので、車で行くことにしました。自宅から広島までの道のりは思ったよりも遠く、やっと宮島行きのフェリー乗り場にたどり着いたのが夕方近く。早めの夕食を食べてフェリー乗り場に急ぎます。

まずチケットを買わなければとチケット売り場を探すのですが、案内の看板はあってもそれがどこか分からずにウロウロ。おまけに車を停めたところがいけなかったらしく、そこにいたおじさんに怒られてしまいました。やっとチケットを買ったのはいいのですが、今度はどこで船を待てばいいのか分かりません。並んでいるのは人ばかりです。係員の人も見当たりません。とにかく船のありそうなところを見つけて聞いてみると、「今出たところだから、ここで待っていて」と言われたところは車がやっと2台停められるくらいの狭い場所でした。フェリーに乗ったのは、うちの車と軽トラックの2台だけでした。フェリーといっても車が2台しか乗れない、人間用の連絡船だったとやっと気がつきました。